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『素晴らしきかな、人生』を見てきました。
これねー、見る人が見ればいい映画だと思う。客観的に評論したら、心に染みるいい映画だと思う。 広告代理店のカリスマ社長であるハワード(ウィル・スミス)は、2年前に6歳の娘を病で亡くして以来人が変わってしまった。出社したら、仕事もやらずにドミノ三昧。彼が仕事を放棄したため、顧客もどんどん居なくなり、会社は存続の危機に。そのため、ハワードの親友であり会社の幹部であるホイット(エドワード・ノートン)は、同じく幹部クラスのクレア(ケイト・ウィンスレット)やサイモン(マイケル・ペーニャ)と共に一計を案じ、ドマイナーな舞台役者であるブリジット(ヘレン・ミレン)、エイミー(キーラ・ナイトレイ)、ラフィー(ジェイコブ・ラティモア)に『あるもの』を演じてくれるように頼み込む。 ざっとこんな感じのあらすじ。舞台役者が演じるのは『死』(ブリジット)、『時間』(ラフィー)、『愛』(エイミー)なんだけど、彼らが演じるその抽象的な何かは、病を抱え死が目前に迫っているサイモンにはブリジット、出産の限界年齢が近付いているクレアにはラフィー、離婚した妻との間の娘と上手くいかないホイットにはエイミーと、依頼側三人の抱える悩みにも対応しているのね。ハワードをどうにかするつもりで雇った役者たちが、結局は自分たちの悩みと向き合い、乗り越えていく。 そしてハワード自身も、とある集会で出会った女性と痛みを分かち合っていくことにより、何かを取り戻していく……。 素直に見れば、とってもハートフルな映画だと思うよ。娘を亡くした哀しみで自暴自棄になるハワード。死が目前に迫っているにも関わらず、家族に何も言えないでいるサイモン。ずっと仕事にかまけていたけれど、やっぱり子供が欲しくて精子バンクの案内に手を伸ばすクレア。自分の社内不倫が原因で離婚し、娘に超絶嫌われてしまったホイット(そりゃ嫌われるわ)。そんな彼らが自分らの舞台も公開できない役者達と出会い、触れ合う事により、少しずつ前に進んでいく……。いや、ハートフルな映画だと思うよ。役者陣も主演級の豪華なメンバーを揃えているし。なので主役はハワードだけど、群像劇の趣さえある。 小生がこのハートフルな映画を素直に『素敵だね』と言えないのは、単に小生自身の問題だったりする。娘を亡くして自暴自棄になる父親が主人公でしょ?なんかねー、小生の親父が子供には無関心極まりない人間だったから、ウィル・スミスの演じているような父親を見ても、『そんな父親いるのかね』と思っちゃうのね。うちの親父は小生が入院手術したその晩に笑いながらパチンコに行っちまったりするような人間なので、『子供を深く想う父親』の存在って、小生にとっちゃ昔からゴジラやUMA並みの存在なのよ。 大人になってから、自分の欲しかったお父さん像にやっと出会えたのだけど、その方は10年前に亡くなっちゃった。前いた会社の社長なんだけど、小生にとっちゃ『お父さん』だった。 『子供を想う父』の作品を見ても、共感や納得を得られないところが、小生の人間的な欠陥かもしれない。 そういうことを考える映画じゃないのだろうけど、この映画の感想を書いていく上で一番強く頭に残っているのがそれなんだから、どうしようもない。
by hypermind
| 2017-03-28 07:12
| 映画
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