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トムヒ主演の『 アイ・ソー・ザ・ライト』を観てきたのだけど、一ヶ月以上前なのよ。大分時間経っちゃった。
皆大好きロキさんでお馴染みのトム・ヒドルストンが、ロックの父と謳われるハンク・ウィリアムズを演じた伝記映画。ちなみに彼の嫁役はエリザベス・オルセン。そうです、アベンジャーズ好きな人間に言わせると、ロキさんとワンダちゃんが夫婦。もう一度言います。ロキさんとワンダちゃんが夫婦。そう考えながら観ると、「いつ魔法の使い合いになるんだ」と期待したりしなかったり。(思いません) ハンク(トムヒ)は1947年にメジャーデビューを果たした歌手。自らも歌手として活躍したい思いを燻らせる妻・オードリーに支えられ、大ヒットを飛ばすなど順調に歌手活動を続けていきます。 しかし、このテのミュージシャンの常で、ハンクは女癖が悪かった。酒も良く飲んだ。 ツアーに出ては女遊びを繰り返し、しかもアル中気味の夫に、遂にはオードリーぶちキレ。勿論離婚。子供とはちょくちょく会いたいハンクさんとしては、寂しくて仕方ない。自業自得です。 その後も女遊びに溺れていたものの、なんだかんだで綺麗な嫁さんと再婚。その名はビリー・ジーン。(名前聞いて噴いた。マイコーの曲名は、ここから取ったのか!?)歌手活動を続けるものの、身体はもうボロボロ。29歳の若さでこの世を去ったのでした。 トムヒが吹替え無しで歌にチャレンジしたそうで、劇中内の歌は全部トムヒが担当してます。ギターは……手の動きを見る限りじゃ、若干当てぶりもあったかもしれん。手と音が合ってない曲があったような……。 その肝心の歌声なんですが、まぁ、ほら、役者さんなんだし、いいんじゃないですか?まぁ、そうね、音痴じゃぁ、なかったよ。 ☆俳優さんの素晴らしい歌声・個人的評価☆ プロ級:コリン・ファース、エディ・レッドメイン、ヒュー・ジャックマン いい声:RDJ、ジェレミー・レナー、クリス・エヴァンス 不もなく可もなく:ステラン・スカルスガルド ジャイアン:ピアーズ・ブロスナン 今回のトムヒは、いい声と不もなく可もなくの間くらいかね。でも、楽しそうに歌うトムヒさんは、見ていて微笑ましかったです。たまにはこういうトムヒも有りかな。 映画としては、ハンクとオードリーの夫婦のすれ違いのようなものに尺を裂き過ぎて、ちょっとそこが退屈だったかなと。壊れていく人間関係をたっぷり見せられるのって、結構しんどい。逆に、こういう人生や、こういう背景があるからこそ、ハンクはあんな歌を歌う事ができたんだ!という見方もありますが、精神にダメージ受けている時に見る映画じゃぁ、なかったわな。 なお、トムヒにはあまりアメリカ〜ンな雰囲気の衣装は似合わん事も判明。終盤、スターにしきのばりの白のフリンジの衣装にテンガロンハットでステージに登場するのだけど、なんか違う。 精神状態のいい時に見たらまた違う感想なんだろうけど、悪い時に見る映画じゃないね、これ。
by hypermind
| 2016-11-13 07:39
| 映画
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