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『シン・シティ 復讐の女神』と同じ日に、『96時間/レクイエム』を観てきたのですけどね……。
一言で言うなら、 小生の観たい『96時間』シリーズはコレジャナイ!! だな、マジで。もうねぇ……シリーズ進むに従ってつまらなくなるって、どういうのよ!と。シリーズ1作目はピエール・モレル監督作品で、それはそれは爽快だった。アクションシーンが最高なのは言うまでもないのだけど、プレゼントを包装する時の手付きとか、そういう細かい演出もよかったんだよ。 (モレル氏は『パリより愛をこめて』の監督や『トランスポーター』の撮影に関わっております) だけど、続編からはオリヴィエ・メガトンだよ。ファンから『俺が観たいのはコレジャナイ』の大合唱だった『トランスポーター3』の監督だよ。フィルモグラフィ見れば一目で、「こいつはあかん奴だ……」と呟いちまう、メガトン監督だよ……。 でまぁ、『96時間/レクイエム』ですが、個人的な感想になりますが……シリーズで一番おもろなかった。 だって、ブライアン無双がないんだもの!親父無双、親父暴走がない!すっきり感がない!!今回の最強親父は、元嫁殺しの嫌疑をかけられて警察から追われまくる……というシチュエーションなので、無双したり、大暴れする余地がない。やっぱり親父は、追いかけられるよりも追いかける方が面白い。 見所は、最大の敵がブリーフで銃撃ちまくるところ。うん、ブリーフで戦う敵は滅多にいないもんな!このブリーフさん、他の映画にも悪役で結構出てて、『スノーホワイト』でセロン様の弟やったり、『悪の法則』でワイヤーマンやったりしてました。でも、元スペツナズって設定なんだから、もっと派手に暴れるところを見たかった。 最初の『96時間』は凄かったもんなー。ブッ飛ばしまくりのぶっ○しまくりでさ。そこまでやるかぁ?というトゥーマッチさがよかったのに……今回は消化不良だわ。 思った事を箇条書きすると、 ・悪役面なので、登場時からフラグ立ってる●●●(ネタバレなので書けない) ・アクションシーンがブレブレで、何やっているのかよくわかんない。まぁ、ぶれた画面で誤摩化してそれっぽく見せる手法なんだろうけど、ぶっちゃけ見辛い! ・『CA:WS』がよかったからさぁ……。冒頭のバトロックさんとの戦いなんて、ゲーム画面みたいだった ・フォレスト・ウィテカーの無駄遣いだろ、アレ。てか、刑事さん……ブライアンは無実って分かってたんなら、もうちょっとどうにかできなかったのか! ・カーアクションはまずまずなのだが、でも『トランスポーター』シリーズに比べると(以下略 シナリオに穴があってもアクションがよければそのパワーで見られちゃうし、アクションが拙くてもシナリオがドラマティックなら物語に引き込まれる。でも、どっちもアレな場合、エンドロールが流れた途端にため息をついて席を立つ事になる。 あーもー、『フライト・ゲーム』が『96時間』の続編でいいよ、もう。 どうして『トランスポーター』といい、『96時間』といい、三部作のラストはいつも微妙な内容なんだろ。 余談。小生のバイブルである遠藤周作先生の『沈黙』でリーアムが沢野殿を演じるらしいけど、リーアムじゃ穴吊りされても、縄解いて出てきちゃって、そこいらの役人をみんなぶちのめしそうだ(嘘
by hypermind
| 2015-01-19 19:16
| 映画
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