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さて、前からやりたかった『シリーズぶっ通し』企画です。『ワンチャイ』をまとめて見た時に、シリーズ物一挙鑑賞ってなかなか楽しいなと思ったのね(笑
今回の『ぶっ通し』はマーベル作品映画『ブレイド』シリーズ(全てレンタル)。 おら、そこ!またアメコミ映画かよ言うな! ☆あらすじ バンパイアに噛まれた人間の女性から生まれたブレイド(ウェズリー・スナイプス)は、バンパイアと同等の力を持ちながらも、連中の弱点(太陽の光、銀、ニンニク)が大丈夫な『デイウォーカー』と呼ばれる特殊なバンパイア。たまーに血が欲しくなったら,血清を注射してどうにか我慢。今日もブレイドは相棒のウェスラー(クリス・クリストファーソン)と共に、バンパイアを狩って狩って狩りまくるのであった。 ……サングラスかけたブレイドは『ラッツ&スター』のリーダー・鈴木雅之に似てるって言っちゃ、絶対にダメだよ!♪ランナウェイ~ ・『ブレイド』敵:純血でないバンパイア・フロスト(スティーヴン・ドーフ) バンパイアのフロストがブレイドを勧誘にやってきたぞ!彼の目的は無敵の力を得て、全ての頂点に立つことだ!しかし、そのためには『デイウォーカーである』ブレイドの血が必要だったりする。てなわけで、バンパイア一族、それに叛旗を翻すフロスト、そしてそいつらまとめて大嫌いなブレイドが、激しく戦っちゃう映画。 3作観た後では、1作目のフロストが悪役としては一番魅力的だったような気がする。紳士ぶってるけど野心家で上昇志向が強く、イカレているけど頭もキレる悪役。平田広明の吹替もよい。なので続編の敵には、製作者も苦労したんじゃないかと思う。 アクション面は、冒頭のクラブのシーンで一気に世界に引き込まれた。ウェズリー・スナイプスは空手やってた人だから、蹴りが綺麗で文句無し。銀の玉や杭でバンパイアが炭火のように消えていく演出もカッコいい。クラブで血のシャワーが降り注いだ場面には、笑うしかなかったけどさ(爆笑 余談。素手での格闘やガンアクションはいいんだけど、剣戟は……日本の時代劇を見ていると、物足りない(笑 ・『ブレイド2』敵:バンパイア以上の力を持つ『死神族(リーパーズ)』 バンパイアも人間も襲う『死神族(リーパーズ)』をぶっ潰すため、バンパイア側から共闘を持ち込まれたブレイドご一行様。それぞれに思惑や感情はあるものの、バンパイアの精鋭部隊『ブラッドパック』と共にリーパーズ討伐に向かう。しかしそれには裏があり……。 悪役は前作のフロストが良かったので、そこは少々の物足りなさを感じるが、ヒロインの綺麗さ、敵のグロさは個人的にはシリーズ最高。今回の敵のリーパーズの造形、エイリアンっつーか、寄生獣っつーか……。だから今回の『ブレイド』は、バンパイアハンターというよりも、エイリアンハンターっぽかったな。『吸血鬼』と戦うんじゃなくて、『化け物』と戦う感じ。バンパイヤも化け物じゃんとか、そーゆー突っ込みはしちゃやーよ。 今回はドニー・イェン(『ワンチャイ』のラン提督役。本人も脇役で出演)がアクション指導を務めたせいか、アクション面は香港映画の香りを感じる。最後の戦いはもろにプロレスだったけどさ。ジャイアントスイングとかフライングエルボーとかが繰り出されるラストバトルですよ。腹抱えて笑ったよ(大爆笑 ……『ワンチャイ2』がお気に入りの小生に言わせると、この映画……ドニーさんの無駄遣いです。マジで無駄遣いです。もーちょっと、ドニーのアクション見たかったなぁ。(それならはじめっからドニーさんが主役の映画見ろよ) ・『ブレイド3』敵:蘇った吸血鬼の始祖・ドレイク(ドミニク・パーセル) バンパイアの策略により、人間を殺してしまったブレイド。そのため警察に逮捕されてしまう。しかし、ハンニバル・キング(ライアン・レイノルズ)と、アビゲイル(ジェシカ・ピール)に救助され、人間のバンパイアハンターチームである『ナイトストーカーズ』のアジトに案内される。彼らの得た情報では、吸血鬼の始祖・ドレイクが、吸血鬼達によって蘇ったとか。ブレイド達はドレイクを倒すことができるのか!? 何で3作目って、こうなっちゃうかな。 というのが、率直な感想。カッコいいヒーローには、そのカッコいいヒーローと同じくらいに魅力的な敵が必要なんだな……と、痛感した次第。今回の敵はバンパイアの始祖・ドレイク。太陽の下でも動ける吸血鬼なんだけど、全然怖さを感じない。だって、ブレイドと会ったら、赤ちゃん誘拐して逃げるんだもん。圧倒的力でパンチくれるとかじゃなくて!アレだったら、一作目のフロストの方が怖そうだったぞ。 また格闘できる仲間が複数登場したことにより、ブレイドの見せ場が(以下略 この映画、俺様なブレイドが敵のバンパイアを無双しまくるのが売りというか、期待されているところだと思うので、ブレイドの見せ場が減るのはちょっと物足りないなぁと。 あくまでも個人の感想だけど、ちょっと不満の残る作品だった。 余談。衣装なんだけど、ブレイドの赤シャツには『コレジャナイ』感を拭うことができなかった(鬱。何であれを選んだかなー。2作目まではモノトーンでカッコ良かったのに。 ざっとこんなもので。現在ウェズリー・スナイプス氏は脱税による服役中のため、現在表舞台に出てこられなかったりする。『エクスペンダブルズ』のヘイル・シーザーは、元々スナイプスで考えられていたらしいしね。(『エクスペンダブルズ』は……続編にリンチェイさんが顔出し程度でも出てくれれば、小生文句言わない(泣)) 出所後彼がどんな映画に出演するか、楽しみに待ちましょ。 さて、次は何を『ぶっ通し』しよう。
by hypermind
| 2013-03-26 07:07
| 映画
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