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・シナトラ・ライヴ・アット・ザ・サンズ
一昨日もシナトラで、今日もシナトラですか。いいじゃないか。『Fly Me to the Moon』はこの人のバージョンが有名なんだから。シナトラ初のライブアルバムにして最高傑作。何がすごいって、シナトラの歌唱もなんだけど、参加メンツがすごい。だって、ベイシー楽団+クインシー・ジョーンズだもの。何、この豪華すぎる組み合わせ。ライブで見た人、羨まし過ぎるぞ。 M-7に『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』収録。M-8の『ワン・オクロック・ジャンプ』はベイシー楽団の持ち曲。 一ヶ月間、1日1枚ジャズのアルバムを紹介してきましたが、何か気になる作品はあったでしょうか。 ちょっとでも「あ、これ聴いてみたいかも」と思えるアルバムがあったら、小生も嬉しいです。
・フランク・シナトラ『マイ・ウェイ』
フランク・シナトラのレパートリーの中で最も知られている『マイ・ウェイ』が収録されているアルバム。その他にも映画『シェルブールの雨傘』や『波も涙も暖かい』、『黒いオルフェ』『卒業(ミセス・ロビンソン)』の曲、そしてビートルズナンバーを取り上げております。 サイモン&ガーファンクルやビートルズを、シナトラが歌うとこうなるのね。『ミセス・ロビンソン』はかなり歌詞を変えているから、一緒に歌っていたら、『あれ?』と(笑 そんなにシナトラは聴いている訳じゃないけれど、このアルバムと『スイング・イージー』は取っ付き易くて好きです。 さて、秋ジャズも残り2回。エヴァで若年層にもよく知られている『Fly Me to the Moon』を選んでみますか。
・マイルス・デイヴィス『死刑台のエレベーター』
ジャズ界の帝王マイルス・デイヴィスが、映画のサントラを手がけるとこうなります。いやー、とにかくカッコいい。M-1『テーマ』がスピーカーから流れてきた時点でノックアウトですよ。映画音楽とマイルスの音楽の融合と申し上げますか。映画音楽なんだろうけど、「映像なくてもいいかも」と思わせる何かが、このアルバムにはある。まぁ、映画と一緒に聴いたらもっとカッコいいのかもしれないけどね。 そういえば、最近日本でこの映画がリメイクされたらしいけど、全然評判聞かないねー。サスペンスだから、ネタバレを気にしての事なのかな。
・オスカー・ピーターソン『ウエスト・サイド・ストーリー』
ご存知オスピーがブロードウェイミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の音楽をジャズアレンジしたアルバム。『ジャズで聴く○○シリーズ』の走りって、この類いのアルバムだと思う。小生は『ウエスト・サイド・ストーリー』を知らないので、どれだけ原曲がアレンジされているかはわかりませんが、比較的抑制(あくまで当社比)された演奏ながら、オスピーらしさは健在。ミュージカル音楽のアレンジとは知らなくとも、ジャズアルバムとして楽しめる一枚。なお、ベースで参加しているレイ・ブラウンは、エラ・フィッツジェラルドの元旦那様です。
・ビル・エヴァンス・プレイズ・V.I.P.・アンド・グレイト・ソングス
エヴァンスのジャズピアノを好きになったきっかけって何だったかな?と時々思い返すのですが、やっぱり『ワルツ・フォー・デビイ』辺りがきっかけ。リリカルで繊細でロマンティックで、でも、青い炎のように静かに燃えている。エヴァンスのピアノにはそんなイメージがある。『カインド・オブ・ブルー』のライナーノーツで、エヴァンスは水墨画の話を出していたけれど、こういうピアノを弾く人なら、水墨画を話題に出す理由も何となくわかるなと思ったり。 え?紹介したアルバムの話をしていないって?ずっと別の話ばかりだって?察しろよ!! ……このアルバム、色んな意味でエヴァンスぽくないんだよね。これ、ただかけ流していたら、ピアノはエヴァンスってわかんないよ!
・ペギー・リー『ピート・ケリーズ・ブルース』
同タイトルの映画の音楽集。ペギー・リー、エラ・フィッツジェラルドといった稀代の女性ジャズヴォーカリストが参加。なので、映画の音楽集としてよりも、普通にジャズボーカルアルバムとして楽しめます。まぁ、小生がこのアルバムを買ったのは、エラが参加していたからなんだけどね。それ以外に何の理由があるとでも? それはともかく。M-6『バイ・バイ・ブラックバード』のアレンジがいい。まさに古き良き時代の映画音楽って感じです。
・シェリー・マン『マイ・フェア・レディ』
昨日に引き続き、本日も『マイ・フェア・レディ』を吹き込んだアルバムを紹介。白人ドラマーのシェリー・マンが、クラシックの世界でも活躍しているピアニストのアンドレ・プレヴィン(映画版『マイ・フェア・レディ』の音楽監督)と、ベーシストのリロイ・ヴィネガーと組んで、『マイ・フェア・レディ』のナンバーを披露。昨日のオスピーの『マイ・フェア・レディ』に比べると、プレヴィンのピアノがえらくノリノリな分、かなりアグレッシブに聴こえるかも。プレヴィンのピアノは流麗華麗の一言。この人の弾くジャズピアノ好きなのだけど、なかなか紙ジャケットのアルバムがリリースされない。小生の手持ちは、エラと組んだ『ドゥ・ガーシュイン』、曲で世界を旅できる『ヴァーモントの月』、ジャケットも可愛い『キング・サイズ!』あたり。特に『ドゥ・ガーシュイン』はエラの歌唱と相まって、最高に瀟酒でスインギーなジャズアルバムになってます。アルバムを締める『誰も奪えぬこの想い』のエラのしっとりとした歌がまたいいんだよなぁ……。 あれ?何でシェリー・マンのアルバムの話をしていたのに、エラの話題になってるんだ?まぁいいや。よくある話。
今日からは映画音楽やミュージカル音楽などをプレイしたアルバムを紹介してみますか。
・オスカー・ピーターソン『マイ・フェア・レディ』 ミュージカル『マイ・フェア・レディ』のナンバーを、オスピーが料理した一枚。オスピーにしては抑えてある方だけど、まぁ、あくまで当社比だから。M-7『スペインの雨』はやっぱりオスピーっぽいなぁってアレンジだし。 ただ、M-4『一晩中踊れたら』はオスピーのいつもの演奏スタイルを知っていると、その余白の多さに驚くかも。こういう演奏もできるのね。 軽快で愉快なオスピー節が程よく炸裂した良盤。ミュージカルや映画の『マイ・フェア・レディ』を知っていたら、もっとこのアルバムを楽しめるのだろうなぁ……。(小生は映画は見ていないのです。見たいと思いつつも)
・クインシー・ジョーンズ『ソウル・ボサノヴァ』
多分、多分ね……このアルバムを予備知識無しに聴いた場合は……かなりの人が笑うと思う。いや、このM-1の『ソウル・ボサ・ノヴァ』ってね、この曲なのよ。 ほら、そこ!笑っただろ! テレビ番組や運動会、映画のテーマソングでも使われるから、お馴染みの曲ですね。 M-4『カーニバルの朝(黒いオルフェ)』収録。某バラエティー番組の社交ダンス同好会の練習曲として使われそうなアレンジです。 さて、次回からは何をテーマにアルバムを紹介しますかね……。 拍手お返事
・ポール・デズモンド『テイク・テン』
以前ジャズメンの掲示板をのぞいていたら、「どうして素人はみんな、『テイク・ファイブ』ばっかりリクエストするんだ!!もう『テイク・ファイブ』は吹きたくねぇぇ!!」という、笑っていいのか同情していいのか、なんとも判断つきかねる書き込みがありました。 そのジャズメンを泣かせた『テイク・ファイブ』の作曲者のアルバム。デズモンドの洗練されたサックスと、ジム・ホールのギターが心地よく解け合った、秋の夜更けのお部屋のBGMに、または休日の読書のお供に最適なアルバム。どーもポール・デズモンドって他のサックス吹きに比べると、あんまり評価されてる気がしない。これ聴いて、少しでもポール・デズモンドを好きになる人が増えればいいな。 < 前のページ次のページ >
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