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最近のロンがあまりにもあんまりなので、とある小説でパロってみました。シチュエーションがよくハマるわ(笑。ちなみに、これの続きはありません。書いてて力尽きました。
元ネタ知っている方は、生温かい目で見て下さい。 私はこれから、あまり世間に類例がないだろうと思われる私達二人の間柄に就いて、出来るだけ正直に、ざっくばらんに、有りのままの事実を書いて見ようと思います。 それは私自身に取って忘れがたない貴い記録であると同時に、恐らくは読者諸君にとっても、きっと何かの参考資料になるに違いない。殊にこの頃のようにF1ドライバーもだんだん年齢が低くなって来て、ベテランと若手が盛んに競争する、いろんなスポンサーやら企業が這入って来る、ワークスは勿論プライベーターもどしどし若手育成に力を入れる、と云うような時勢になって来ると、今まではあまり類例のなかった私たちの如きパートナー関係も、追い追い諸方に生じるだろうと思われますから。 考えてみると、私たち二人はその成り立ちから変わっていました。私が始めて現在のマクラーレンのドライバーに会ったのは、ちょうど足かけ十年前のことになります。尤も何月の何日だったか、委しいことは覚えていませんが、とにかくその時分、彼はイギリス国内で、カートチャンピオンになっていたのです。彼の歳はやっと数え歳の十三でした。だから私が知った時はそのレースキャリアを伸ばし始めたばかりの、ほんの少年だったので、一人前のドライバーではなく、それの見習い━━━━━━まあ云って見れば、レーシングドライバーの卵に過ぎなかったのです。 そんな子供をもうその時は五十二にもなっていた私が何で眼をつけたかと云うと、それは自分でもハッキリとは分りませんが、多分最初は、その児の名前が気に入ったからなのでしょう。彼はみんなから「ハミルトン」と呼ばれていましたけれど、或るとき私が聞いて見ると、本名はLewisと云うのでした。この「Lewis」という名前が、大変私の好奇心に投じました。「Lewis」は素敵だ、ルイス・キャロルと書くとまるで小説家のようだ、と、そう思ったのが始まりで、それから次第に彼に注意し出したのです。不思議なもので名前がハイカラだとなると、顔立ちも何処か外国人臭く、そうして大そう悧巧そうに見え、「こんな所のカートドライバーにして置くのは惜しいもんだ」と考えるようになったのです。 実際ルイスの顔だちは、(断って置きますが、私はこれから彼の名前を片仮名で書くことにします。どうもそうしないと感じが出ないのです)日本のコメディアンの岡村隆史に似たところがあって、確かに外国人じみていました。これは決して私のひいき目ではありません。私のドライバーとなっている現在でも多くの人がそう云うのですから、事実に違いないのです。そして顔だちばかりではなく、彼を素っ裸にして見ると、その体つきが一層外国人臭いのですが、それは勿論後になってから分ったことで、その時分には私もそこまでは知りませんでした。ただおぼろげに、きっとああ云うスタイルなら手足の恰好も悪くはなかろうと、レーシングスーツの着こなし工合から想像していただけでした。
by hypermind
| 2008-01-09 18:34
| 小ネタ
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