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インド映画の『PK』を観てきました。
主演のアーミル・カーンは結構好きな役者さんなので(演技も役作りも素晴らしい)、見られる作品があれば観ているのだけどね、何がすごいって……この人の作品、ハズレがないってこと。最初に観たのが『チェイス!』なんだけど、これがダンス有り、アクション有り、マジック有り、ロマンス有り、泣けるシーン有りで、すんごい映画だった。主演を務めていたアーミルの演技巧者っぷりが素晴らしく、この人も憑依型役者なのかも。役が乗り移る感じ。 その後、『きっと、うまくいく』を観て、涙ボロボロ。アレはいけないね。教育問題という、日本人にも取っ付き易い問題をコミカルに、かつストレートに描き出した良作なので、インド映画始めての人にもオススメ。長いけどね! で、今作は『きっと、うまくいく』の監督と主演が、再びタッグを組んだ映画。宗教問題という、描きようによっては死人が出てもおかしくない題材を、これまた軽快に、しかし考えさせる形で作品に仕立てております。 地球調査のためにやって来た宇宙人(アーミル・カーン)は、ちょっとした隙に宇宙船を呼ぶためのリモコンを盗まれてしまいます。それを懸命に探す宇宙人ですが、見つかりません。誰に訊いても、「そんな事、神様しか分からないよ」。そこで宇宙人……何時しか彼はPK(酔っ払い)と呼ばれるようになりました……は、色々な宗教の色々な神様にお願いするのですが、神様は何も答えてくれません。シヴァ神も、キリスト様も、モスクで拝んでも、誰も何も答えてくれません。そこでPKは『神様行方不明』というビラを拵え、あちらこちらに貼ったり配ったりするのでした。 これね……遠藤周作が『沈黙』で描いてみせた『神の沈黙』の別アプローチかもなぁと、鑑賞中思った。何度呼びかけても、神は答えてくれない。願っても縋っても何をやっても、神は答えてくれない。だから彼は『神様行方不明』をいうビラを撒き、神の声を聞くことの出来る導師(インチキ)に対して、あれこれ質問を浴びせる。 で、神様に対してPKはある結論を導き出すのだけど、その答えに納得できるかどうかは観客次第かな。日本人だと、「ああ、そういう考え方もあるかもね〜」で済むだろうけど、○○原理主義者とかなら揉めるんだろうな。 根深い問題のせいなのか、クライマックスに期待したほどのカタルシスはなかったけれど、ラストはちょっと切ないハッピー(?)エンドなのでご安心を。嘘をつかない宇宙人が、地球で初めてついた嘘が……泣けるほど切ない。 コメディ面も勿論ブッ飛んでます。でも、PKがそれぞれの宗教のルールを知らないが為にあれこれやらかすのだけど、正直笑っていいのやら、冷や汗かいていいのやら。だって、モスクにワイン持って突撃とかしてるんだもの。(イスラムは禁酒)アーミルさんムスリムなのにようやったなぁ(苦笑 ハリウッドもフランス映画も昔の香港映画も見るけれど、インド映画もかなり面白い。もっと日本に入ってこないかな。
by hypermind
| 2016-12-28 20:52
| 映画
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