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金曜日にレイトショーで、映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を観て参りました。去年の『英国王のスピーチ』(これはすんばらしい映画だった。レンタルでもいいから絶対に観るべし)といい、小生はイギリスの政治ものが好きなんだろうか……。
以下、ネタバレしちゃってるところがあるので、観に行きたいと思っている人は、映画を観てから読んでね。 物語はサッチャーの半世紀を彼女の政治家としての顔と、妻・母の面から描く……というわけではなく、年老い認知症を患ったサッチャーの、幻覚と回想、そして現状を描写していくといった感じ。なので、老人サッチャーが昔の写真や映像を見て、それをきっかけに『鉄の女』と呼ばれていた時代を思い出したり……といった手法をとっているので、回想は時系列通りに進んでいるけれど、あっちこっちに話が飛ぶ印象も与えます。 ボケたばあちゃんサッチャー→若いマーガレット・ロバート→ボケたばあちゃん→政治家サッチャー(以下ループ) 的な感じ。ボケたばあちゃんが牛乳を買いに行ったり、クローゼットを片付け始めたり、DVDを夜中に見始めたり……色々と観ていて辛い。 また、サッチャーはある幻覚(ある程度物語が進むまで、小生も幻覚とは思わなかった)に囚われているのだけど、それがラストシーンで効いてきます。強硬な女性政治家、作品中で彼女自身も言っていた『社会のために生きる女』(=家族からすれば、自分たちを顧みなかった妻であり、母親)が、本当に必要としていたものはなんなのか、ここでわかるような気はする。まぁ、これあくまでも映画だけどね!サッチャーのお子さんたちは、あまり好意的な評価していないし。 作品中では男たちの中で戦う政治家マーガレット、家族を顧みない妻であり母としてのシーンが目立ちますが、「このパールのネックレスは外せない。双児を生んだ時に夫が贈ってくれたものだから」と政治家仲間に告げる場面とか、老いたばあちゃんがずっと保存していた子供たちの絵を見つけるところとか、彼女なりに家族を想っていたのだろうな……という描写がいくつか挟まれていたのが、彼女の持つ妻であり母の面を表していたと思う。 内容に関しては喧々囂々あるけれど、サッチャー役のメリル・ストリープがすごい。若き日のサッチャーからボケたばあちゃんまで、演じ切る彼女の演技力と、スタッフさんのメーキャップは凄い。メリルのそっくりさん具合を楽しむ映画としても秀逸なのですが、一番彼女のすごみを感じたのが、ボケたサッチャーばあちゃんを演じている時。表には出てこないけど、『認知症を患ったサッチャー』はきっとこんな感じなのだろう……という説得力があった。なので個人的には、現役時代のサッチャーを演じているメリルよりも、年老いたサッチャーを演じるメリルにすごみを感じたかな。 一部で軍オタが「フォークランド紛争どんな感じ?」とワクワクしていましたが、当時のニュース映像使っているだけです。ああ、そうだ。IRAのテロなどのニュース映像がそれなりに使われておりましたが、一部グロがあった(爆破テロがあり、搬送されてくる怪我人の映像)ので、耐性ない人はそれなりに腹に力を入れて下さい。いきなり爆発音とかするし。 余談。このフォークランド紛争で活躍したアルゼンチン空軍ですが、実は『ソ連人民最大の敵』『スツーカの悪魔』から薫陶を受けていたりする。アルゼンチン空軍の設立に協力してるんだよね、ルーデル閣下。 最後の方のシーンになりますが。自分でティーカップを洗うサッチャーおばあちゃんのシーンが、ひどく印象的でした。 その理由は、映画を見るべし。
by hypermind
| 2012-04-08 10:45
| 映画
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